島根県立横田高等学校

３年間を通して行う探究学習「奥出雲学」では地域課題研究やフィールドワークを行います。地域や社会の出来事や課題について、高校生が「何ができるかを考えて実践していく」ことを大切にしています。チームでの話し合いや他者への発表をする機会も多いので、新しい環境で活躍してください。 また、奥出雲学で学んでいる探究的視点を通常教科の授業にも積極的に取り入れています！国語や数学などといった教科の授業でも地域資源である「ヒト・モノ・コト」をフル活用した授業を行っています。教科書の丸暗記ではなく、日常生活や実体験から学ぶ「教科探究型授業」をほとんどすべての教科で先進的に実践しています！（写真：物理×橋の建築）

国公立大学、私立大学、医療系・各種専門学校や、民間就職、公務員など、生徒の進路希望が幅広いのが横田高校の特徴です。１年生では、基礎・基本の定着と職業について学び視野を広げます。２年生では、コース別に基礎学力を充実させ、得意科目の伸長と苦手科目の克服に努めるとともに、学問への探究心を深め、進路目標を明確にします。そして３年生では、進路実現に向けた実践的な学力を身につけます。個別の進路目標に応じて、添削指導や放課後の個別指導が充実しています。

奥出雲町はスサノオノミコトが降り立ったといわれる出雲神話発祥の地。この町で育つ子どもたちは、小学校で「たたら操業」を体験するというから驚きです。また「神話が大好き！」と目をキラキラさせて語る生徒、この土地の文化や歴史に興味を抱いている生徒。「たたら」から派生した仁多米、シイタケ、そば、和牛の生産は、循環型農業として「日本農業遺産」に認定されました。そんな田舎ならではの生活に興味を持つ県外からの入学生も増えています。また、探究学習はもちろんのこと、地域資源を活用した教科学習、ボランティア活動、生徒チャレンジ企画など、たくさんの地域の方が横田高校の活動をサポートしてくださっています。（写真は『数学×測量』の授業の様子）

休日に都市部の高校生が時間を過ごすカラオケやショッピングモールといった場所は、一切近所にありません！でも、地域のボランティアや行事に参加し、地域社会のために活動することを通して、地域について学び、自分について気づき、社会について考える機会がたくさんあります！令和元年度には、課外活動として『地域活動FUN！CLUB』が立ち上がり、これまで以上に地域と高校生が繋がる機会が増えました。積極的に参加することで、地域の方々との繋がりが深まり、卒業後にも帰って来られる第２の故郷づくりの土台となります。（写真：地域住民の方の家で科学の授業）

放課後やテスト期間中の自主学習スペース（パソコンによる動画授業の視聴も可能） 本校に隣接